【革】Lether Master Oleosa 感想
TLFで見つけたクリーニングキットが届いたので、
試してみました。
LeatherMasterとは
ユニタス社が出しているレザーケア商品です。
革を洗浄する「レザーソフトクリーナー」と
革に栄養を与え、汚れから守る「レザープロテクションクリーム」の
セットで革をケアします。
TLFでのデモンストレーションでレザープロテクションクリームを
塗ると油を浸透させないというのを見て、
「今よりずぼらなメンテナンスが出来そう」という理由で
導入してみました。
実験体と今までの手入れ
今回、検証するために使ったのは山崎靴店でオーダーした
クロムエクセルで作ったUチップです。
2年以上履いています。雨の日や飲み会などの汚れる危険性のある時に
よく履くので傷もちらほらあります。
今までのお手入れ方法は、コロニルで仕上げていました。
(BootBlackは革底手入れ用。最近は使ってません。)
1.レザーソープで汚れを落とす。
2.プロテクションスプレーでコーティングした後30分放置する。
3.ディアマントを塗り、乾拭きする。
数年前はサフィールノワールを使っていました。
乾拭き時にクリームに布の繊維がついて取るのが大変だったのと
光沢があまり好きではなかったので、コロニルに変えています。
ディアマントのオイルは靴によく浸透し、革の潜在能力を
引き出してくれるので大好きなケア用品です。
特にホーウィンのクロムエクセルに使うと
使ううちによく手入れされたアンティークカメラの金属のように
鈍くて優しい光沢を出してくれるので最高です。
実際に使ってみる
使ったもの
Oleosaというオイルレザー用のメンテナンスキットです。
クリーナーとクリームの他にスポンジとクリームを塗布するための
布が入っています。
工程
1.レザーソフトクリーナーをスポンジに付け
泡立てながら革をクリーニングする。
泡立ちが悪い場合、スポンジ付ける量を増やす。
シャンプーと同じようです。泡立ち悪いなら
複数回洗う感じす。
泡立つまで結構使いました…。100ml入っていたのがあっといまに半分に。
2.泡立ってくると汚れが浮くので、乾いた布で軽く拭き取る。
3.自然乾燥させる(3~4時間ほったらかしました。)
クリーナー乾燥後はまだ若干光沢があります。
4.オイルプルアップレザープロテクションクリームを
円を描くように優しく摺りこんでいく
5.自然乾燥させる。
乾燥後です。光沢がなくなっています。
6.必要に応じて乾拭きする。
乾拭き後はこんな感じです。
ちょっと光沢がでました。
7.プロテクトクリームの効果を出すため48時間置く。
面倒くさいといえば面倒くさいです。
ただ、これで効果が1年位発揮されるそうです。
メンテナンスと言うより、コーティング加工を家で
丁寧に施すといった感じです。
検証・傷
傷が治るのか、ちょうど大きな傷があったので
観察してみました。
もとの傷。結構深いです。
1回目塗っている最中。
いい感じかもと思いました。
しかし、1回目乾拭き後…
傷が目立っちゃったので、傷の部分をもう1回磨きました。
2回目乾拭き後。
だいぶ目立たなくなりました。
検証・防水性
アッパーに水滴を垂らしました。
5分ほどほったらかしました。
水滴の形は変わってません。
これを拭き取ると…
全く染みてません。
5分ほったらかしにするのは正直不安でしたが、
染みなかったので一安心です。
防水性があることを見せてくれました。
コロニルだけだとしみてたんです…。
使ったみて
防水性は確かに上がってそうです。
革の汚れ防止には持ってこいなセットではないでしょうか。
今回、メンテナンスしながらも2年間酷使した靴を
実験体にしたため、泡立つのに相当な量のクリーナーを使いました。
長く使っている革に関しては強力なクリーナーのほうが
いいかもしれません。
2つのセットでケア完了なのですが、
なんとなく光沢がないので、コロニルをつけて
磨きました。
やはりこのコロニルで磨いた派手さの無い光沢が好きです。
傷ですが
塗って磨くと目立たなくなりました。
オイルレザーにはOleosa + コロニルで
やっていこうと思います。
まだ、スムースレザー用のケアキットも
買っているのでこれも検証します。
近いうちに感想を書きます。