【靴】山崎靴店 オイルレザー ハンドソーン ブーツ

 今回も靴の紹介です。
山崎靴店でオーダーした11足目の靴です。

経緯

 この11足目は職人さんに「何をどうやって作りたい?」というところから
決めていった靴です。

 それでも私のほしいものに仕上げてきました。

 どういう注文でも相手の隠れた要求を満たすにはどうしたら良いのか
常に考える方だなと実感します。

 内容はざっと以下の通りです。

  • 製法:ハンドソーン
  • 靴底:イタリアンベンズの革底+ビブラムタンクソール
  • 形状:ブーツ
  • 表革:オイルレザー(デッドストック品)
  • 裏革:鹿革
  • 中底:イタリアンベンズ
  • 先芯と月芯:イタリアンベンズ

 今回の特徴はイタリアンベンズを本底だけでなく、
中底と先芯と月芯に使っていることです。

イタリアベンズ 5mm厚

 後はデザインに1箇所白いステッチを入れてあります。

山崎靴店 オイルレザー ブーツ 製作中1

山崎靴店 オイルレザー ブーツ 製作中2

 私の「一見すると普通だけど、じっくり見ると他と違う」という物を欲しがる
私の意を組んだちょっとしたおしゃれです。

仕上がり

 前面、かなりゴツいです。

山崎靴店 オイルレザー ブーツ 前面

 つま先がふっくらしていますが、
これは先芯を厚さを残せるところは残しているためです。

 お陰で安全靴のつま先並みに硬いです。

 側面。

山崎靴店 オイルレザー ブーツ 側面

 アーチが力強くて好きです。

 私の足が頑丈なことを考慮して、
シャンクに革と焼きの入った鉄を両方使っているためです。

 前面のコバ。しっかり張り出しています。

山崎靴店 オイルレザー ブーツ コバ拡大1

 踏まず部分のコバ。こちらはキッチリ締まっています。

山崎靴店 オイルレザー ブーツ コバ拡大 2

 コバは出るところは出て、締まるところは締まる。
こうしたメリハリが迫力のある靴を生み出します。

履き心地

 無茶苦茶頑丈に作ったため、慣らすのが大変でした。
普通の人では履けないでしょう。

 慣れてくると中底のバネが効き始めて、
良い感じに歩けます。

最後に

 頑丈で機能性のある靴に仕上がりました。

 ゴツいものは頑丈な中身から作らないと、
デザインでごまかしても駄目なのが分かります。

 今後が楽しみです。

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