Crosszone CZ-1の感想【バイアンプ駆動に関する考察追加】

 Crosszone CZ-1を購入して使っています。

 市販の10万以上する高級ヘッドホンの中で
群を抜いて優れていて私の中で唯一ハイレゾ対応と言えるヘッドホンです。

【2018.03.20 追記】

CZ-1のバイアンプ駆動に関する考察を追加しました。

CZ-1 ADI-2 Proによるバイアンプ駆動

きっかけ

 10万以上する価格帯で真っ当なヘッドホンが欲しかったことがきっかけです。

 そうした中、2016年の4月にCZ-1の発表を見て、
以下の理由から気になり始めました。

  1. 「愛すべき馬鹿」というレベルでまじめに異質なことをやっていると感じた点
  2. 3ドライバを動作させるため、アンプの性能を試すにはもってこいと思った点

 機会あれば聴いてみようと思い、
8月に聴いて納得できる音でしたので、購入しました。

総評

 まとめると下表の通りです。

評価項目 評価(OK/NG) 利点 欠点
音質 OK 全く違和感なく聴ける HDJ-2000以上に上流機材の音にシビア
ヘッドホンマニア受けしない音
遮音性と音漏れ NG なし 盛大に漏れる
装着感 OK 重量の割に頭頂部に重さを感じない 側圧が弱い
長時間着けていると首が重い
携帯性 NG なし 折りたためない
保守性 評価中 リケーブル可 なし

 装着感と遮音性、携帯性は室内用であり当然の結果であるため、
詳細には書きません。

音質

全く違和感なく聴ける

 全く違和感なく聴ける

 この一言に尽きます。

 全音域で破綻が無いことは勿論、
空間の表現、音の強弱をキッチリと捉えます。

 音というちょっとした事で潰れてしまう
デリケートなものを丁寧に運んでいる感じです。

 Youtubeに上がっている低音質な公式PVでも
雰囲気までキッチリ拾ってくれます。

 例えばこんなのとか。

 各パートがどの様な力で、どの様な方向で、どの様に混ざり合うのかまで
キッチリと伝えてきます。

 特にボーカルとコーラスの混じり合いを強弱までキッチリ分解するのが
お見事でした。

 低品質な動画でもかなり音を拾うため、
楽器メーカーの楽器演奏デモなんか聴くと至福です。

 これを以て全く違和感なく聴けるという訳です。

 こうした音なので、クラシックから打ち込み、ラウドロックと
ジャンル関係なくガッツリ音楽を聴けます。

 8月聴いた第一印象の通り、
「音楽体験の主役はユーザーです。
 (ヘッドホンに送られた)情報を素直に音に変えます。」
という気概が製品から感じられました。

 逆に全く変な音がしないため、
機材の音を楽しんでいるヘッドホンマニアには
全く受けない音と言えます。

基礎基本の設計をしっかりやった上での奇抜さ

 このヘッドホン、奇抜な形状ですが、
一つ一つの基礎基本をわきまえた設計の上で成り立っていることが分かります。

 まずドライバ構成です。メーカーの説明を見ると、
主chが2WAYで構成されています。

 頭外定位を実現するためもありそうですが、
音が破綻しないように40kHzを狙う工夫ではないかと
考えています。

 聴いていて全く高域のピークを感じず、
音の移り変わりが良く、全体の音が豊かであるためです。

 スピーカーにリボン式のスーパーツイーターを追加した時の
音に近いです。

 私が考える広帯域(主に40kHz以上)にする利点そのままでした。
ヘッドホンの中で見つけたのはCZ-1が初めてです。

 次に駆動部分の振動対策です。

 多くのヘッドホンでは振動対策がしっかりされていない中で、
40mm径のドライバフレームに真鍮を用いて
しっかりと対策されているところが見事です。

 そのため、40mm径のドライバの割に力強い音が出ます。
これには驚きました。

 ちょうど40mm径ドライバの速い応答性と、
私が調整したHDJ-2000MK2で写真のようにドライバ補強した時に
力強く音が押し出されるような変化を合わせた感じです。

HDJ-2000MK2 改 チューニング

 その他にも「色々な基礎的な考えがキッチリ詰め込まれている」と考えています。

 このように基礎基本を踏まえて奇抜なドライバの配置を行うから、
私が聴いて違和感がないと言う音になったのだと思います。

まじめ故に鳴らすのは一苦労

 前述の通りまじめに作ってあるため、鳴らすのは一苦労です。

 純粋な音にするためギリギリまで調整してあるせいか、
ケーブルも含めた上流の機材に敏感に反応する為です。

 どのくらいのシビアさかと言うと
プラグカバーの音まで拾う程です。

 CZ-1のバランスケーブルを自作したのですが、
使ったプラグの金属カバーの音を拾って
鈍い音になった為です。

 これには「ウソだろ」と驚きました。

 なお、プラグカバーの音は
評価用ヘッドホンの音質調整をしている制振材を
貼り付けて対策しました。

 純正ケーブルのプラスチックモールドが
意味があって使われていることを実感させられた瞬間でした。

 また、アンプは以下のことが求められます。

  • 高速に応答すること
  • 3ドライバをしっかり制動できること
  • 十分な電力を供給出来ること

 最近買ったADI-2 Proでも厳しい感じです。
3ドライバがバラバラに動いている感じになるためです。
(ADI-2 ProのHPA部の応答性が悪いのかもしれません。)

 それほど、アンプの実力が試されます。

 このように、自分の機材や感性と向き合いながら性能を引き出していく
修験のヘッドホンです。

 但し、ある程度まともな機材をつなげば、CZ-1は実力の片鱗を見せ、
その状態でも「心地よい音楽体験」を提供してくれます。

 修験に進むのも、ほどよいところでまとめるのも、
自分の機材を見直さないでこのヘッドホンは駄目だと言うのも、
『全ては自身のセンス次第』と言ったところでしょうか。

CZ-1のバイアンプ駆動【2018.03.20追記】

CZ-1をよりよく駆動する方法としてバイアンプ駆動を挙げておきます。

バランスケーブルが発売された中、この追記をするのは間が悪い感じですが、
CZ-1を駆動するのはバランス駆動よりもバイアンプ駆動の方が効果的でした。

現在、CZ-1用バイアンプ駆動ケーブルとADI-2 ProのDual Phoneモードを駆使した
シンプルなバイアンプ駆動で運用しています。

CZ-1 ADI-2 Proによるバイアンプ駆動

ADI-2 Proのバランス駆動も試しましたが、
制御の不安定さを拭い切れませんでした。

バランス駆動の利点はクロストークというよりも
「-側を動作することによって高域で増えるインピーダンスをある程度解消することで制動可能な帯域を増やすこと」
が私の見解です。

それぞれが異なる外乱を持つ複数ドライバの制御には
少しは寄与しますが、根本的には不安定さを解消出来ません。

なお、クロストークに関しては電気的なクロストークよりも
ヘッドバンドを介在して起こる振動によるクロストークの影響の方が大きいです。

Crosszone開発者の中でTADのドライバーを作られた方に
HDJ-X10改造版を聴いて頂いた時に「低域が少し濁っている」という指摘と
「銅箔を上手く使えば解消出来る」というアドバイス、
ヘッドバンドで伝わる振動のクロストーク対策の話から
ヘッドバンドのクロストーク対策を自分なりに実施した結果から導いています。

実際に私のHDJ-X10改造版はこのように対策しています。

HDJ-X10 ヘッドバンド部のクロストーク対策

おかげでポータブル環境では今まで使っていたポータブルバランス駆動アンプを廃して
PCM-D100とのシンプルな運用を行えています。

旅先でのシンプルなポータブルオーディオ環境

CZ-1はヘッドバンドのクロストーク対策がされているので、
SE接続でも1ドライバ(副ch)を別アンプで駆動出来る
バイアンプ駆動の方が有効と判断しました。

予想通り、かなり良好な結果が得られ、
バランス駆動の前にバイアンプ駆動を検討した方が良いという
結論となったわけです。

もし、良いバランス駆動アンプがあるのでしたら、
バランス駆動アンプを二台用意して
バランス駆動+バイアンプ駆動というのもありです。

私は今まで使っていたバランス駆動アンプよりADI-2 Proの
Dual Phoneモード(通常駆動)の方が良好な結果が得られたため、
そうしているだけです。

CZ-1の駆動方法の参考になりましたら幸いです。

装着感

 重さを感じない装着感ですが、長時間着けていると
首にずしりと来ます。

 重量によって悪くなる装着感はなんとか出来ても
物理的な重さは解消ができない感じです。

 ただ、重量級なヘッドホンの中では
優秀な装着感と思います。

 頭頂部が痛くならない重量級のヘッドホンは
これが初めてだからです。

 首にずしりとくる問題はヘッドレストのある
椅子を使えばなんとかなりそうな気がします。

保守性

 これは他の保守パーツが手に入る状態になったら
評価予定です。

 現在の所、リケーブルが可能な点が良い点と言えます。

その他

 筐体の作りが非常にきれいです。

 全体を見ても凜としています。

CZ-1 全体

 凜として見えるのは気遣いが
随所にちりばめられているからと思います。

 よく分かるのがヘッドバンド部です。

CZ-1 バンド部拡大

 エッジを少し丸めてあるのが分かります。

 このエッジの丸めが手に持った時、全く痛みを感じません。
ちょっとの気遣いですが、長く使っていると凄く有り難い要素です。

 さらにスライダー部の作りがしっかりしています。

CZ-1 ヘッドバンドスライダー部

 丸められる所は丸めてあるのは勿論、
スムーズにスライドするのが気持ちいいです。

 このようにちょっと見ただけでも、
細部に気を配っているのがよく分かります。

 外観ですらこのように細かな配慮が見え隠れする為、
中身はよりキッチリ組まれていると考えています。

 私の求めていた「日本品質の日本設計、日本製」そのものでした。

最後に

 お見事の一言です。

 最近は「おいおい。基礎基本ができてないじゃんか。それでもメーカーかよ。」
と怒れる製品ばかりでしたが、CZ-1は

 「参りました。さすがは『メーカー』です。」

 といえる製品でした。

 音や対する考えが製品からヒシヒシと伝わります。

 ヘッドホンでこのレベルの製品に会えるとは思いませんでした。
私の中では近年出たヘッドホンの中で群を抜いた品質です。

 ここまで作られていると、改造せずとも使えますし、
工夫次第でさらに能力を引き出せると感じています。

 これからも色々と検証する予定です。

 にしても、今回の感想は苦労しました。
このヘッドホンの中に詰め込まれているものが多かったためです。

 今後、こうした製品が多く出てくれることを祈りながら
(まず無さそうだけど)色々とみていこうと思います。

【2018.3.3 変更】
今まで使っていたリファレンスヘッドホンアンプの名称を消しました。
また、試聴環境のページも削除したのに伴い、試聴環境の項目を削除しました。

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HDJ-2000MK2

 CZ-1を買う前にHDJ-2000MK2で自身のシステムを試してみると良いかもしれません。
このヘッドホンで酷評であればまずCZ-1は本来の音を出しません。

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PCM-D100

 CZ-1を試聴するのであれば、最低限PCM-D100並に音がしっかりしている機材で
試聴することをお勧めします。

SONY リニアPCMレコーダー D100 PCM-D100
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ADI-2 Pro

CZ-1のバイアンプ駆動に使ったDAC兼ヘッドホンアンプです。

電源の変更と局所に制振対策、自分に合ったDACのフィルタ設定を行えば、
高額なDACを押しのけることすらできるレベルの音を有します。

ヘッドホンアンプ部分も
応答性がもう少し欲しい所ですが、その分反動によるオーバーシュートがないことから、
突き詰めれば「深い低域」がだせるため、しっかりと「音楽」が聴けます。
(やっとそこまで引き出せるようになりました。もっと突き詰めます。)

ADI-2 Proは検証したら特集記事を書く予定です。

使いこなしにきちんと応えてくれる良い道具です。

RME ヘッドホンアンプ・DAC ADI-2 Pro
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Crosszone CZ-1の感想【バイアンプ駆動に関する考察追加】に関するコメント:11件

  1. 水玉飴 says:

     先日、PCM-D100とこれに収録した.WAVファイルとを持参し、cz-1を試聴してきました。試聴時間はじっくりと1時間半くらいで、クラシック、ロック、EDM、アニソン等にわたる合計50曲ほどを、日頃の組み合わせのK812から受けていた印象と比較する形で聴いてきました。
     感想をまとめると、
     ▼例えばAKGのK812とK872を比べた時に感じる、後者の密閉型故の篭った感じ、歪んだ感じ、これと同様の印象をcz-1からも受けた。
     ▼頭外・前方定位に憧れたのがcz-1の試聴に向かわしめた最大の理由だったが、あくまで私的には、ヘッドホンという、頭に小型の擬似スピーカーを被る手間を取る報いとしては、あくまで耳元だけから実現される他ない頭外・前方定位は、耳元でフルに振動を与えない分だけ物足りない印象が凄く強くて、結局のところヘッドホンの醍醐味こそは頭内定位だったのかもしれなくて、そもそも「ヘッドホンが抱える頭内定位という矛盾」ってのは絶対的な理屈足り得ず、逆に私のように「ヘッドホンで頭外・前方定位を不自然に実現させてしまう矛盾」という捉え方も充分成立し得るなどと感じた。
     こんな私はもう素直にSTAXのSR-009を検討し始めております。

    1. 杵人 says:

      水玉飴さん

      コメント有り難うございます。

      聴いた時にポテンシャルに気づけないのであれば、
      SR-009は良い選択と思います。
      ドライバも市販の間抜けなヘッドホン出力ではないですし。

      記事にも書いたとおりCZ-1は
      「修験に進むのも、ほどよいところでまとめるのも、
      自分の機材を見直さないでこのヘッドホンは駄目だと言うのも、
      『全ては自身のセンス次第』なヘッドホン」ですから。

      ポテンシャルに気づけないなら
      「そこで終わり」という訳です。

      私はメーカーですらポテンシャルが引き出せてないと思ってるので、
      HDJ-2000のごとくメーカーがギャフンというまで
      色々と検証していく予定です。

      ちなみに他のDAPに比べPCM-D100は音はしっかりしていますが、
      ヘッドホン出力は私の所有しているアンプより遙かに
      貧弱なのでそれを加味して判断しています。

      1. 水玉飴 says:

        杵人さま
         まさか私のコメントが承認され返信までされるとは思いませんでした。恐縮至極ですし、誤解を恐れず言えば大変御見それいたしました。
         仰るとおり、私にはヘッドホンに掛けるセンスも修験も情熱も一般的なレベル以下に低いだろうと自覚が御座います。言い訳かもしれませんが、ヘッドホンの修験に没頭できるほど、まずもって私には先立つ財力がありません。ヘッドホンの修験に没頭できるセンス、例えばCZ-1のポテンシャルに気付けるセンスなどは、人それぞれの経済力によって培われ、左右される側面が多分にあるだろうし、こういった厳然たる敷居の高さに対して、杵人様から貴重な返信を頂いた事で、私は改めて謙虚に向き合えたような気分でおります。身の丈ギリギリで手の届く私なりのヘッドホンは、その後つい先日STAX試聴訪問の末にSR-L700とSRM-007tAとの組み合わせへと的がほぼ確定的に絞られました。「身の丈ギリギリ」なんて言い方もメーカー様や技術者の方々に対して大変な失礼に当たるのかもしれませんが、修験センスに乏しい私なりの、精一杯に理想の音を求める気概の表明の、拙い形と許されたい。
         これからも杵人様のブログ更新を楽しみにしております。
         又、現在私がSE-MX9とPCM-D100を通勤時使用できているのは、杵人様のブログからきっかけの一つを得たところが大変大きいです。差し出がましくも、純粋に感謝しております!

        1. 水玉飴 says:

          杵人さま
           連投申し訳御座いません。
           上の私のコメントに誤解を招きかねない部分があったので追記させて下さい。
           私がその後STAXのSR-009からSR-L700に判断を変えた理由は、あくまで私の求める音にどちらがより近かったかという只一点で、ここは「経済力でセンスが左右されるかも云々」の私の戯言とは全く関係なく、SR-009よりも数段お手軽価格のSR-L700に妥協したなんてことでは決してありません。修験のためのより長期的な投資の積み重ねが経済的に困難な私にとり得る悪足掻きとしての、精一杯の一発勝負的な吟味においては、これ!と矛先を向けたヘッドホンであればたとえ30万だろうが40万だろうが…多分50万くらいまでなら身の丈ギリギリから暴走、逸脱した見栄っ張りを購入クリックまで貫けると、変な汗混じりに叫びたい!

          1. 杵人 says:

            水玉飴さん

            コメント有り難うございます。

            しっかり試聴して自分の判断でSR-L700を選ばれた。
            大変素晴らしい事です。

            私も含めて誰がなんと言おうと
            「値段関係なく自分でしっかり機材と向き合う」ことが一番だからです。

            それが「センスを育む」と思います。

            センスは経済力で育まれるものではありません。
            重要なのは「自分自身と道具に向き合える心」です。

            あとは「音楽が大好きなこと」でしょうか。

            さて、水玉飴さんは自身できちんと試聴して自分の判断で選んでいますから、
            そこらのオーディオマニアよりは良い感性をもっていますよ。

            それに立派に修験しています。

            値段、評論家や口コミなどの人の言葉から抜け出し、
            自分で選ぶことが修験の第一歩だからです。

            あとは機材と対話しながら自分の求める音を
            突き詰めていけば、それが「あなたの修験の道」です。

            選んだ相棒と音を突き詰めるのは大変ですが、
            突き詰めた先の幸福は言葉では表現出来ないものがありますよ。

  2. ヤン says:

    ポーランド人のオディオファンで、ヤンと申します

    バイアンプについて初めて聞いているのでちょっとご相談ですが、最近CZ1を購入しましたので
    自分が使っているChord TTには6.3mm 出力が二つあります。ADI-2 Proのようなバイアンプが出来るのでしょうか?

    以上、宜しくお願い致します

    1. 杵人 says:

      >ヤンさん

      はじめまして。

      Chord Hugo TTの2つのヘッドホン出力が個別に音量調整できれば可能ですが、同じ音量になってしまう場合、やめた方が良いです。

      CZ-1はメインチャンネル(ツイーターとウーハー)とサブチャンネル(メインチャンネルとは逆の音のウーハー)でのバイアンプになるため、音量が同じだと逆に音を悪くする結果となります。

      あとはバイアンプ駆動用のケーブルが必要です。

      これは自分で作るかケーブルを作れる方にお願いするしかありません。

      1. ヤン says:

        >杵人さん、
        初めまして、
        ご返事ありがとう御座います。
        自分はいろいろとトライするのが好きですが、まず最初、CZ-1のバランス駆動を体験してみたかったので、今日、バランス駆動用のケーブルを作成しました。作ったケーブルは普通のHPでは (Focal Clear) 問題なかったのですが、CZ-1の場合、変なステレオイメジです。恐らくCZ-1配線の仕方が違うからであろう。
        杵人さんはCZ-1の配線回路ってご存知でしょうか?

        1. 杵人 says:

          ヤンさん

          CZ-1のケーブルですが、3.5mm 4poleを必ず使ってください。

          ピンアサインはTIP(先端)から順番に
          L+ R+ L- R-
          です。

          L/R両方同じピンアサインです。
          (Lにつないだ場合、Lがメインチャンネル、Rがサブチャンネルを動かす仕組みになっています。)

          これをアンプ側コネクタの対応ピンにつないでください。

          1. ヤン says:

            杵人さん、

            ご指摘の通りケーブルを作り直しました。
            。。。すると ちゃんとしたステレオイメージが得られました。大感謝で御座います!
            ちなみに杵人さんはなんでケーブルのピンアサインをご存じでした?

          2. 杵人 says:

            ヤンさん

            テスタと3.5mm 4pole plugを使って自分で調べました。

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