【探求】フェルナンブコ染め鞄 使用経過 報告

 9月に完成したフェルナンブコ染め鞄を
使い始めて2ヶ月が経過したので、
革がどんな状態になったのかレポートします。

フェルナンブコ染め鞄に関して

 私が「勿体無いものを利用できる形にする」という一環でやっている
「フェルナンブコのオガ粉の利用方法の検討」として企画して作った鞄です。

 詳細は鞄完成の報告記事に記載しています。

 フェルナンブコ材は硬度、音響特性、染色能力で
優れた特徴を持っているので、利用方法の考え甲斐がある材です。

 私の頭のリハビリにはちょうど良い材料です。

経過

 触れている部分が段々と赤みを帯びてきました。

 これがベルトの触れてない部分

フェルナンブコ染め革 2ヶ月後 触れてない部分

 こっちがベルトの触れた部分です。

フェルナンブコ染め革 2ヶ月後 触れる部分

 鞄の裏が結構赤くなっています。

フェルナンブコ染め革 2ヶ月経過

 今後の変化が楽しみです。

 さすが、万年筆にしても明るい茶色から

フェルナンブコ 万年筆

 濃い赤茶色になるだけのことはあります。

フェルナンブコ万年筆 2014年現在

今後の方針

 肌触りもよく、触れてこすれる所が
赤く変わっていくので靴の裏革に使うと面白いなと感じました。

 そこで老練の靴職人の方と話していたら、
「引っ張って割けるような革じゃないから、腰裏(踵を覆う部分)使えるぞ。」
という意見をいただきました。

 というわけで、
腰裏までフェルナンブコ染めの革を使用した靴を計画中です。
12/4、12/5に開催されるTLFでタンナーの方と
お話を詰めてこようと思います。

 お金は出ていきますが、その分大量の経験を得られます。

 なんと言いますか、最悪の場合一人で食べていくための
「何か」を掴んでおきたいのです。
そのために経験が欲しい。

そんなところです。

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